ポロと呼ばれる競技は、紀元前6世紀のペルシャ(現在のイラン)が起源とされており、有史以来、最古のチームスポーツと言われています。騎馬隊の訓練としてインドや中国にも伝わっていきました。
イギリスがインドを植民地支配していた頃、駐留していた軍隊がポロと出会い魅せられ、本国に持ち帰り、その後共通のルールが策定され、ロイヤルファミリーや一部の上流階級が中心となってヨーロッパ、南米、アメリカへと広まって行きました。
現在では、南米のアルゼンチンが、規模的、レベル的にも世界最高峰のポロ大国と称されています。競技するには、縦最大約570m×横やく180mの広大な土地とプレーヤー一人に対し馬が4頭必要なため、一部の上流階級を中心に世界中へ広まっています。
海外人気が高い割りに日本で根付かないのはこんな所に理由があるのかもしれません。試合は各チーム4人で構成され、番号順に並び審判のスローインで開始されます。
人馬一体となりマレットと呼ばれるスティックで球を打ちながら敵陣ゴールをめざします。激しいぶつかり合いもあり馬上ホッケーとも呼ばれ、高度な乗馬技術、戦略、体力が必要になってきます。スリリングで醍醐味のあるスポーツでもあります。近年、日本でも協会が設立され、普及への取り組が始まっています。