ファウストボールという競技名は日本では耳慣れませんが、世界最古のスポーツといわれています。 ドイツが発祥のスポーツといわれていて、ドイツをはじめ、ヨーロッパを中心に海外人気が高いスポーツです。
南米や南アフリカにドイツの移住者たちが広めていったという経緯もあります。ファウストはドイツ語で拳の意味です。イギリスではフィスト(拳)ゲームと呼ばれることもあります。
また、ファウストボールは、バレーボールの前身ともいわれています。 サーブで始まり、相手コートに3回以内で返すところは、バレーボールと同じです。 しかしコートはバレーボールよりも大きく5人制です。
自コート内でなら、3度までボールをバウンドさせてもいいというルールも、バレーボールとは大きく違うところです。戦術面の選択肢が幅広く、多彩な攻撃スタイルが魅力の一つで、高い技術はもちろん、頭脳プレーや戦略が大きく勝敗を左右するため、観戦する側も手に汗握ります。
ワールドゲームズの公式競技ですが、日本での歴史は浅く、1977年に伝えられました。 現在では、国際スポーツ連盟にも加盟し、世界選手権にも日本のチーム団を送っています。競技に参加するのはもちろんのこと、観戦する側でも一見の価値ありです。