ハーリングは、15世紀頃から伝わってきており、ホッケーの元祖とも呼ばれている球技です。
日本での知名度は低いですが、海外人気が高いスポーツでもります。一度だけオリンピック(第3回セント類大会)の種目になったことがあります。北米を中心に世界各地に広まって行きました。
アイルランドの国技にもなっていてナショナルチームを唯一有していますが、プロはなくアマチュアのスポーツとして発展をとげてきました。スコットランドのシンティのチームとともにルールを改正して戦っています。これが唯一の国際試合です。
国内では古くから教区対抗戦が行われています。最も大きな大会は、全アイルランドシニアハーリング選手権で、毎年ノックアウト方式改良型ルールで開催されています。決勝戦には8万人を超える大観衆が詰めかけます。
競技は2チームに分かれ各15名で構成されています。ゴールキーパー、ディフェンダー、ミッドフィルダー、フォワードのポジションがあり、スティックで革製の球を打ち、H型をしたゴールをめざします。
クロスバーの上部を通過させると1点、下部だと3点を獲得します。基本的には、ボールが空中にある時以外は手で扱うことは認めらません。
タックルは認められていますが、スティックで敵の体にアタックすると反則となります。近年、日本でも学生を中心に競技が広まりつつあります。