チェスボクシングは、その名の通り、チェスとボクシングを融合させたもので、チェスとボクシングのラウンドを交互に行います。
試合はチェスから開始します。チェスのラウンドは1ラウンド4分間、ボクシングのラウンドは1ラウンド2分間です。各ラウンドごと、1分間の休憩がはさまれ、最大11ラウンド続けられます。
勝敗は、チェスの待ち時間である12分間をオーバーした場合、またチェスでチェックメイト、ボクシングのノックアウト、審判の判定によって決まります。もちろん、途中で選手がギブアップすれば、そこで勝敗が決定します。
競技の内容からもわかるように、知力体力の両方を駆使するスポーツです。緻密な計算と素早い判断を必要とするチェスと、1分間のインターバルを挟んで行われるボクシングというギャップが人気の一つです。
競技は後半のラウンドに進むにつれ過酷になっていきます。知力と体力に加え、精神力が重要なカギです。11ラウンドを戦い抜く二人の選手から目が離せません。
こういったところからも、ヨーロッパを中心に海外人気が高いスポーツです。2003年にはドイツで世界選手権も開催されていて、その優勝者は世界でもっとも知力と体力の高い人物と称されることも有ります。